国道254号線の終点を探せ!!

kiuyu

2012/10/15

おことわり

このページは昔公開していたページの誤字等を修正の上で、改めて公開するものです。そのため記載内容が古く、現在にはそぐわないものもあるかもしれません。ご承知置きください。

本文に記載のとおり「川越街道」というからには川越までの道路だろう、と軽い気持ちで走っていったら長野県まで行ってしまったという、若さあふれる旅でした。まさか長野まで行くとは思わなかったな。

今だったら……川越を過ぎたあたりでひきかえすことでしょう。心は当時と変わらないつもりでしたが、年をとっているようです。

作成・更新日

国道254号線の終点を探せ!!について

2005年4月23日に、スーパーカブで国道254号線の終点を探しに行った記録です。

はじめに

私は川越街道(国道254号線)の近くに住んでいます。 この道路の始点が本郷3丁目であることは知っていたのですが、終点の場所を知りませんでした。

そこで、カブに乗って国道254号線の終点まで行ってみました。

出発

23時30分、練馬区平和台を出発します。 実は、このとき「和光市あたりまで散歩してこよう」程度にしか考えていませんでした。 したがって、普段遠距離であれば必ず持っていくもの(地図、雨具、予備プラグ、各種工具)を一切持たずに出発したのです。

でも、デジカメとメモ帳をきちんと持っていたのはなぜでしょう。いま考えると不思議です。

予定変更

国道254号線を和光市に向かって走行中、「この道路の終点はどこなんだろう。川越街道っていうくらいだから川越市かな?川越なら近いと言えば近いし、ちょっと行ってみよう。」と思い、行き先を埼玉県川越市に変更。

川越市到着

時間はわかりませんが、川越市に到着。しかし、一向に道路が終わる気配がありません。 「もうちょっと行くのかな?」と思い、ひたすら走ります。

道の駅はなぞの

1時13分、道の駅はなぞのに到着しました。このとき「へえ、ラグビーの大会って埼玉なんだー」と勘違いしたのはここだけの秘密です。

藤岡市

1時50分、群馬県藤岡市にて給油。この時点で既に100km近く走っています。 ちなみに、このとき自分が群馬県にいるとは気づいていません。

「もしかして終点は遠いのか?」と疑問に思うも、ここで帰るのは悔しいので突き進むことに。

道の駅しもにた

2時30分、道の駅しもにたに到着しました。ここで、初めて自分が今群馬県にいることを知りました。 「いくら埼玉とはいえ、ずいぶん田舎だなあ」と思いながら走っていたのですが、納得です。

私の中で国道254号線の位置付けは「練馬と池袋を結ぶ道路」なのですが、この道の駅しもにたの紹介文では、

道の駅「しもにた」は群馬と長野を結ぶ国道254号にあり

となり、もはや練馬も池袋も連想させないのが印象的です。

内山峠

道の駅しもにたを出ると、道路は山に向かっていきます。 「もしや峠越え?」と思いながら走ると、案の定「内山峠」という文字。

さすが峠だけあって寒いです。 道路案内に「路面凍結注意」という注意喚起を見たときは「ああ、寒いのね」くらいにしか思いませんでしたが、 自分の吐いた息でヘルメットのシールドが曇り、さらにその曇りが凍ったときは笑いました。 「曇りが取れないなあ」とシールドを手で擦ると、がりがり・・・と。 どうりで真冬並みの寒さを感じたはずです。

道の駅ほっとパ~ク・浅科

道の駅ほっとパ~ク・浅科

3時45分、長野県佐久市の道の駅浅科に到着しました。和光市に行くはずが長野県まで来ちゃいました。

それにしても、峠を越えてからあまり標高が変わっていないような気がします。 峠ですから登りきったあと下ったことは下ったのですが、 登った距離と下った距離に差があります。

異様に狭い

国道254号のおにぎり

この国道254号線、東京では首都高の下を走ることもある道路ですが、 ここ(長野県)まで来ると幅が狭い部分も出てきます。 センターラインが無くなり、国道を表す標識(おにぎり)がなければ民家と畑を繋ぐ道路と勘違いしそうです。

国道254号線の終点

平瀬口交差点

5時ちょうど、終点の交差点(長野県松本市)に到着しました。 案内標識を見ると、直進は国道147号線、左右は国道19号線、国道254号線の文字は見えません。 (案外147号線 or 19号線と共用だったりして)

きっとここが終点・・・のはず。

この終点へ行くには、途中で2つの有料道路(有料トンネル?)を通らなければなりません。 この終点の直前にあります。しかし、(東京都側から見て)1つ目のトンネルの通行料金は50円(125cc以下)で、 2つ目のトンネルの通行料金は30円(125cd以下)ですが、2つ目のトンネルは夜間に限り無料でした。

さあ帰ろう

終点も見たことですし、あとは帰るだけです。

もう寒いのはこりごりなので、来た道を戻らずひたすら国道19号線を走ることにします。 どこに行くのかわかりませんでしたが、少なくとも長野市とは逆方向に進めばどうにかなるだろうと考えました。

名古屋まで196km

名古屋まで196km

案内標識に、なんと名古屋という地名が出ています。しかも196km。 練馬から名古屋まで国道1号線経由で約400kmでしたので、だいたい真中です。

練馬(東京)から名古屋に行く経路を考えた場合、国道254号線→国道19号線というのもあるのですね。カブにはこちらのほうが、のんびり走れるので楽かもしれません。

国道20号線

国道19号線をずっと走っていると、国道20号線が出現しました。 国道20号線といえば、甲州街道。前に富士山に行った帰りに使った道路です。 ということで、迷わず国道20号線へ。

自衛官募集のほうとう屋

自衛官募集のほうとう屋

前回通った時も気になりましたが、今回も気になりました。 日章旗を掲げ、自衛官募集という看板。しかも「竹島」って書いてある・・・あら、「竹馬」だった。

もしかして、自衛官募集って現役自衛官をこのほうとう屋さんが募集しているってことかしら? 自衛官の忍耐力をほうとう作りに生かそうという考えで(意味不明)。

今回こそ入ってみたかったのですが、ここを通過した時間は8時30分。 まだ営業していないだろうということで通過。いつか食べたいです。 でも一人で入って、「我が国における若人の愛国心というものはだね・・・」などと、 ありがたいお話をされたらどうしよう。 「私は愛国心の塊です!!国を守るためなら死ねます!!(でも天皇はいらないと思ってるけど)」と言ってみようか。

関連リンク

125cc以下通行禁止

国道20号線をひたすら走っていると、「125cc以下の二輪車はダメ(はあと」という標識が出てきました。 駄々をこねてもダメなものはダメなので、途中で別の道に逸れます。

ここ、どこ?

逸れた道をずっと走っていくと、国道412号線に出ました。 412号線といわれても聞いたことが無いので、ただただ道なりに走っていくと、 今度は国道413号線に出ました。でも、413号線も知りません。

413号線を走っていると左手に湖が見えました。 どうやらダム湖の模様。

帰還

どこをどう走ったのかさっぱりわかりませんが、気づいたら環8に出ていました。 環8まで出ればこっちのもの。環8沿線は俺のシマだからな、うん(東京ガスからグリルおおくぼのあたりまでね←本線とまだ繋がっていません←地元民にしか通じないし)。

環8を走り、笹目通りから光が丘を経由し、12時41分、練馬区平和台到着。

ということで

走行距離は約461kmでした。

今回苦労したのは、地図を持たなかったことです。 道がわからないと不安になります。 それでも、「方向的にこっちだろう」でどうにかなってしまうのですから、 人間はすごいものです。

次からは、きちんと地図を持ち歩くことにします。