名古屋へ行こう

kiuyu

2012/10/15

おことわり

このページは昔公開していたページの誤字等を修正の上で、改めて公開するものです。そのため記載内容が古く、現在にはそぐわないものもあるかもしれません。ご承知置きください。

本文にはちょこっとしか書いていませんが、帰りの静岡で迷った記憶が強く残っています。同じ道を3回くらいぐるぐる回ったはず。また、どこで道を間違えたのかわかりませんが池袋に出てしまい、池袋からR254で練馬に戻りました。信号待ちで居眠りしてしまったり……。

今では絶対にできない、若かったからこそできたことです。

作成・更新日

名古屋へ行こうについて

2005年4月8日に、スーパーカブ90で練馬区から名古屋市へ行った記録です。

はじめに

最近、哀・地球博という名の万博が名古屋のあたりでやっているそうです。 万博だけではなく、経済的にも今名古屋は熱いとかそうでもないとか。 どうやら、今は名古屋の時代らしいです。二戸の時代はいつ来るんだろうか。

名古屋の時代なら名古屋に行かなければなりません。しかし、私は貧乏人。 株で400円プラスになっただけで大喜びし、30円マイナスになっただけで悲しむ人です。 そんな私には、新幹線というお金持ちの乗り物を使うことはできませんでした。

そこで我らのスーパーカブ。驚異の低燃費ですから、東京名古屋を往復しても、 とても優しいのです(主に財布に)。

出発・国道1号線へ

22時、東京都練馬区氷川台を出発します。オドメーターは9171.6kmを指しています。

環7をのんびりと走り、品川あたりで国道1号線へ。 あとはこの道路をひたすら走りつづければ、名古屋へ行けるはず。

小田原

0時45分、神奈川県小田原市にて給油。この時点でオドは9264.0kmなので、 92.4kmを2時間45分で走ったということになります。練馬から小田原までの平均時速は33.6km。 信号が多いのでこんなもんでしょう。 今回は、平均時速を気にしてみます。

ちなみに、国道4号線を走ったときは平均時速が45kmを超えることもありましたので、 4号線がいかに信号の少ない道路かわかります。

箱根

箱根の入り口

箱根の入り口

全く知りませんでした。箱根って国道1号線なのですか。カブで登れるか心配しましたが、 富士山ほどではないだろうと思い直し、突き進みました。

箱根の道の駅

道の駅箱根峠

1時30分、道の駅箱根峠に到着しました。

登るのに苦労するかと思いましたが、意外とそれなりに登ってくれました。 最終的には前を走っていた車に追いついたので、箱根くらいならカブで十分登れます。

藤枝

3時40分、静岡県藤枝市にて給油。この時点でオドメーターは9386.6km。 小田原から藤枝までの平均時速は約40kmと、練馬小田原間よりぐっと上がりました。 流れも速すぎず遅すぎず、非常に快適でした。

某ハトマークに殺されかける-菊川市

菊川市

某ハトマークのトラックにひき殺されそうになりました。

某ハトマークと言っても、不動産屋ではなく(トラック関係無い)、 イトーヨーカドーやヨークベニマルでもないのです。 検索サイトで、「ハトのマークの センター」で検索するとたくさんヒットするところです。

仕方が無いので別の道に逸れると、そこにはT字路があるのみ。しかもどちらも細い道。 案内標識を見ると、左に行けば菊川町、右に行けば夜泣石。夜泣石、なんか怖いぞ。

無難に菊川町へ行こうと思い、地図を確認しました。 ところが菊川町が存在しません。菊川市なら存在するのですが。 どうせ合併でもしたんだろうと思い、気にせず菊川町へ向かいます。 (予想通り、菊川町は小笠町と合併して菊川市となったそうです)

愛知県へ

愛知県豊橋市の標識

6時10分、愛知県と静岡県の県境に到着しました。 今まで静岡止まりでしたが、ついにもっと西の県に足を踏み入れます。

知立

7時40分、愛知県知立(ちりゅう)市にて給油。この時点でオドメーターは9526.4kmです。 藤枝知立間の平均時速を素直に計算すると34.95km。ですが、30分ほど休憩をとっているので、 実質的な平均時速は約40kmです。

国道1号線もけっこういい流れなんですね。

名古屋

名古屋市突入

名古屋市

8時5分、愛知県名古屋市に入ります。遠かったです。

名古屋の運転マナーについて

最悪です。あれはきっと人間ではなく猿が運転しているのです。 マナーというより、交通法規を守っている人が少ないです。 信号の色の意味を例にとると、ふるさとの岩手県の場合「青は進め、黄色は止まれ、赤も止まれ」、 今住んでいる東京都の場合「青は進め、黄色は基本的に止まれ、赤は止まれ」です。

ところがどっこい、名古屋は違うんだな。「青は進め、黄色も進め、赤は突っ込め」これです。 これが名古屋。私が黄色で止まったら後ろの車からクラクションを鳴らされ、 両隣から原付が私を追い越し、赤信号の交差点に突っ込んでいきました。

死なないためには、その運転を真似なければいけません。 郷に入りては郷に従えです。・・・あんな荒い運転をしたのは免許を取得して以来初めてです。 もう嫌です。

名古屋を走る場合、自動車保険の保険料を上げてもいいと思うのですが、どうでしょうか。 「特殊地域補償特約」といった名前で特約を作るのです。 この特約をつけていないと、名古屋で事故を起こしても補償が受けられないという内容で。

だめか。

名古屋を観光

ななちゃん

ななちゃん

名古屋といえばななちゃん。ということでしばしでっかい人形を見学。 なんつーかですね、後ろから見ると_水着が尻に食い込んでいました_が、見なかったことにしました。

名古屋の食べ物といえば

みそかつですよ。きしめんも食べてみたかったのですが、所詮原料は小麦粉。 山梨のほうとうももったいなくて食べられなかった私ですから、きしめんは却下。 必然的にみそかつになるわけです。

食べた感想ですが、私はソースの方が好きです。

余談ですが、店員の愛想が良く無かったです。

おみやげ

お店の人に売れ筋を聞き、その売れているものを購入。

余談ですが、店員の愛想が悪かったです。

JR東海

駅の改札でSuicaが使えませんでした。 「ICOCAと相互利用できるはずなのになんで?」と思い、駅員に尋ねると、 「JR東海ではご利用いただけません。」との回答。名古屋はJR西日本ではないのですね。

JR東海なんてあったんだ。

名古屋の人

本当に名古屋弁をしゃべっていました。少し感動しました。 名古屋弁ですよ、名古屋弁。テレビで聞く名古屋弁と同じでした。

名古屋の人が東北に来たら、同じように思うのかな。「本当に東北弁を喋ってる!」って。

最終的な名古屋の印象

もう行きたいとは思いません。何かのついでに寄る程度なら可。

店員の愛想が悪い、みそかつは飽きる、運転マナーは非常に悪いと3拍子揃いました。 私は、人を出身地で決め付けない人間だったのですが、これから名古屋出身の人と出会ったら、 身構えてしまいそうです。

良い印象は、道を教えてくれた警察官がとても親切だったことのみです。

帰ろう

名古屋で色々と遊ぶつもりだったのですが、あまりにも居心地が悪かったので早々に出発。 14時、鶴舞公園前を出発。

三好町

三好町

国道153号線を走ります。途中、愛知県三好町で給油。

豊田市

豊田市のかとう眼科クリニック

15時くらいに、愛知県豊田市に到着。そう、トヨタ自動車の街です。 「街を走る車はみんなトヨタかな?」と観察してみましたが、 10台観察した結果、ホンダが一番多かったです。

なんだかなあ。

また、豊田市では「かとう眼科クリニック」という看板を発見して興奮。理由は別の機会に書きましょう。

国道1号線へ

国道153号線、国道301号線、国道362号線、静岡県道(迷った)を経由し、国道1号線に合流。

国道246号線から練馬区へ

1号線を、給油したり、休憩したりしつつひた走り、20時45分、国道246号線へ。

国道246号線は淡々と走り、環7、国道254号線(行き過ぎた)を経由し、 3時ちょうどに東京都練馬区の氷川台駅前に到着。オドメーターは9967.8kmでした。

おわりに

総走行距離は796.2kmでした。22時に出発し、翌々日の3時に到着で29時間の旅でした。 そのうち名古屋市滞在時間は5時間。名古屋滞在中はカブを駐輪場に止め、 公共交通機関で移動していたので、実質24時間で796.2kmを走ったことになります。 24時間という縛りでは、意外と走れないものです。

さて、今回の旅は少し残念なものでした。名古屋へ行く前は「名古屋は楽しいところかなあ」と、 期待に胸を膨らませていたのですが、実際は違いました。大阪に期待しよう。

ちなみに、往復のガソリン代は約1,580円でした。燃費は約60km/l。 ガソリンが1リットルあたり115円から120円でしたから、 もう少しガソリンが安ければ抑えられたでしょう(といっても、数百円の差でしょう)。

原油が高騰している今こそカブですよ。